二人のチャネラーが同時に、高次元から『今の私に必要なメッセージ』を受け取ったら、その答えは同じになるのでしょうか?
先日、チャネリングについて、このようなご質問をいただきました。
私の答えは、「高次元からのメッセージの本質は同じであっても、受け取る人の感覚や語彙力によって、紡ぎ出される言葉は変わる」です。
また、二人がまったく同じ部分を受け取るとは限りません。
同じテーマを異なる角度から受け取ったり、一人は現在の状態を、もう一人はその先の未来を伝えたりすることもあるからです。
この記事では、高次元からのメッセージが人によって違う理由と、チャネリングとリーディングの違いについて、実際に私が受け取ったメッセージの事例を交えながらお伝えします。
高次元からのメッセージはどのように届くのか
高次元からのメッセージは、最初から私たちが日常で使っているような、分かりやすい日本語の文章として届くとは限りません。
単語や短文として聞こえることもあれば、映像や静止画として見えることもあります。
身体の感覚や、ふと湧き上がる感情として届くこともあれば、象徴的な景色や数字、色、音、たとえ話として示されることもあります。
チャネラーは、それらの情報を自分の感覚で受け取り、意味を読み解き、相談者に伝わる言葉へと変換します。
つまり、高次元から受け取った情報と、それを人間の言葉で表現したものは、完全に同じものではありません。
高次元からのメッセージを、そのまま目に見える形で取り出して見せることはできないからこそ、受け取った人の感覚や解釈、言語化する力が必要になるのです。
そのため、同じ高次元からメッセージを受け取ったとしても、チャネラーによって表現が違うことがあります。
チャネラーによってメッセージの表現が違う理由
たとえば、高次元から届いたメッセージの本質が「今は無理に前へ進む時ではなく、自分の内側を整える時」だったとします。
一人のチャネラーは、「今は立ち止まって、自分の心と向き合ってください」と伝えるかもしれません。
もう一人は、「焦って行動するよりも、今はエネルギーを蓄えることが大切です」と伝えるかもしれません。
さらに別の人は、「種を蒔いたあと、土の中で芽が育つのを待つような時期です」という比喩で表現するかもしれません。
使われている言葉は違いますが、その中心にある「今は外へ向かって動くより、内側を整える時」というメッセージの本質は同じです。
高次元からのメッセージは、一字一句同じ言葉で伝えられるとは限りません。
表面的な言葉だけを比較するのではなく、その奥に共通している意味を読み取ることが大切なのです。
チャネリングの答えは受け取る人の感覚や語彙力で変わる
高次元からのメッセージの受け取り方には、人それぞれ違いがあります。
たとえば、
・映像として受け取ることが得意な人
・言葉や音として受け取る人
・身体の感覚として受け取る人
・相手の感情を自分の中で感じ取る人
・象徴や比喩を読み解くことが得意な人
など、チャネラーによって得意な受信方法は異なります。
同じ本質を受け取っていても、映像で受け取る人と、身体感覚で受け取る人とでは、最初に認識する情報の形が違います。
さらに、受け取った情報を言語化するときには、その人の語彙力や表現力、人生経験も関係します。
たとえば、「自分を大切にしてください」というメッセージひとつでも、その言葉だけを伝える人もいれば、「あなたは自分を大切にしているつもりでも、本当は周囲の期待に応えることを優先しています」と、現在の状態まで具体的に読み解いて伝える人もいます。
これは、どちらかが正しく、どちらかが間違っているという話ではありません。
受け取った情報を、どの深さまで読み解き、どれほど具体的な言葉にして伝えられるかの違いです。
高次元から届いた象徴や映像は深く読み解く必要がある
以前、4人の方へのメッセージを、その場で順番に受け取る場面がありました。
一人目の方に見えたのは「緑龍」。
二人目の方には「鳥居とリス」。
三人目の方には「湖と龍神」。
どれも、いかにも高次元からのメッセージらしい、神秘的で意味のありそうな映像です。
それぞれの映像が何を意味しているのかを読み解いてお伝えすると、皆さんに思い当たることがあり、ご自身の日常や現在の状況と擦り合わせることができました。
そして、最後となる四人目の方。
三人のメッセージを聞いたあとですから、ご本人も、「自分には、どのようなメッセージが届くのだろう」と、大いなる期待を抱いておられたと思います。
ところが、私に見えたものは――
「ゆで卵」でした。
緑龍、鳥居とリス、湖と龍神と続いたあとの、まさかの「ゆで卵」です。
四人目の方が少しがっかりされたように見えたのも、無理はありません。
けれど、高次元から届くメッセージは、見えたものの神秘性や華やかさだけで、その価値を判断できるものではありません。
大切なのは、「何が見えたのか」だけではなく、「なぜ今、この方にそれが見せられたのか」を深掘りすることです。
私は、ゆで卵という映像を受け取ったあと、さらに高次元へ問いかけながら、その意味を読み解いていきました。
そこから届いたメッセージの本質は「自分の健康を意識してほしい」でした。
ゆで卵は、体に必要な必須アミノ酸をバランスよく含む良質なタンパク源ですから、筋肉だけでなく、肌や髪や爪など、美と健康に欠かせない栄養源です。
それをチャネリングで、さらに深掘りしていくと
「あなたは、すでに十分な役目についている。天界から特段言うことはない。ただひとつ願うことは、肉体を大切にしてほしいということ。この先も役目を続けていくために。」
ゆで卵が示していたのは、決して軽いメッセージではありませんでした。
むしろ、その方を守護する存在たちが今もっとも伝えたかった「身体が資本」という、本当に大切で現実的なメッセージだったのです。
チャネリングで受け取り、リーディングで意味を明らかにする
私は、高次元から情報を受け取ることを「チャネリング」、受け取った情報の意味を深く読み解いていくことを「リーディング」と捉えています。
先ほどの実例では、最初に「ゆで卵」という映像を受け取ったところが、チャネリングです。
しかし、もし私が、「ゆで卵が見えました」と伝えるだけで終わっていたら、その方は意味が分からないまま、ただ拍子抜けして終わっていたかもしれません。
だからこそ私は、受け取った映像に対して、さらに問いかけます。
「なぜ、ゆで卵なのですか?」
「何を伝えようとしているのですか?」
「今、この方にもっとも必要なことは何ですか?」
最初に受け取った言葉や映像だけでは、意味が分からないことが大いにあります。
そのときは、何度もチャネリングを繰り返しながら、受け取った情報を深く読み解いていきます。
これが、私の考えるリーディングです。
神秘的な龍が見えたから、素晴らしいメッセージ。
日常的なゆで卵が見えたから、大した意味はない。
そういうことではありません。
高次元は、受け取る人が意味をたどれるように、身近な食べ物や動物、風景などを使って伝えてくることもあるのです。
最初に届いた映像は、完成された答えではないということ。
その奥にある本質へとつながる「入口」なのです。
相手との会話によってリーディングはさらに深まる
リーディングは、高次元とのやり取りだけで完結するものではありません。
受け取った内容を相談者へ伝えながら、その方から出てくる言葉にも丁寧に耳を傾けます。
なぜなら、相談者が何気なく話した言葉の中に、最初に受け取ったメッセージを深掘りするための鍵が、たくさん隠れているからです。
私が行っているセッションは、
①チャネリングで情報を受け取る。
②そこから、チャネリングを繰り返しながらリーディングする。
③受け取った内容を相手に伝え、その方の言葉を手がかりに、さらにリーディングを深める。
④そして、相手との会話の中でチャネリングとリーディングを重ねながら、カウンセリングやコーチングを進めていく。
という流れです。
高次元から受け取った言葉を、そのまま伝えるだけではありません。
そのメッセージが今の現実とどのようにつながっているのかを、相談者と一緒に見つけていきます。
そこまで読み解くことで初めて、高次元からのメッセージが、その人の人生に活かせるものになるのだと私は考えています。
二人のチャネラーから違う答えを伝えられたら?
では、二人のチャネラーから、まったく違うメッセージを伝えられた場合はどうでしょうか。
私は、必ずしもどちらかが間違っているとは限らないと考えています。
高次元からの情報には、いくつもの層があるからです。
たとえば、今のあなたに必要なことが、「休むこと」と「新しい一歩を踏み出すこと」の両方だったとします。
一見すると、正反対の答えに感じるかもしれません。
しかし、実際には、「まず心と身体を休ませ、自分の感覚を取り戻してから、新しい一歩を踏み出す」という一つの流れになっている可能性があります。
一人は現在の状態を受け取り、もう一人は、その先にある未来を受け取ったのかもしれません。
あるいは、一人は心や魂の状態を、もう一人は現実で必要な行動を伝えていることもあります。
同じ山を見ていても、東側から見る景色と西側から見る景色が違うように、高次元からのメッセージも、受け取る角度によって見える部分が変わることがあるということ。
ただし、二人のチャネラーから伝えられた答えが違うからといって、すべてを無条件に正しいものとして受け入れる必要はありません。
どちらの言葉が今の自分に響くのか。
自分の現状と、どのようにつながっているのか。
そのメッセージによって、自分の感覚が開いていくのか、それとも不安や依存が強くなるのか。
最後は、自分自身の感覚で確かめることが大切です。
高次元からのメッセージは、自分の意思を奪うものではなく、本来の自分の感覚を取り戻すために届けられるものだからです。
同じ本質でも見える映像が違うことがある
同じ「肉体を大切にしてほしい」という本質的なメッセージでも、私には「ゆで卵」として見え、別のチャネラーには、休んでいる動物や弱った植物、空になった器として見えるかもしれません。
その違いの理由は、「この人なら◯◯を見せたほうが、メッセージの本質を掴めるだろう」と、高次の存在たちが分かって見せてくるからです。
分かりやすく私の例で言うと、私は栄養学を学んだことがあるので、ゆで卵からメッセージを読み解けると計算してのことなのです。
さらに、その映像をどのような言葉で説明するのかも、人によって異なります。
「身体を休ませてください」と伝える人もいれば、「あなたはまだ動けると思っていますが、身体はすでに休息を求めています」と伝える人もいるでしょう。
見えた映像や紡ぎ出される言葉が違っても、その奥にある高次元からのメッセージは同じであることがあります。
だからこそ、表面的な言葉の一致だけで、チャネリングの答えが正しいかどうかを判断することはできないのです。
高次元からのメッセージで大切なのは言葉の一致ではない
二人のチャネラーが高次元からメッセージを受け取ったとき、伝えられる言葉が一字一句同じになることは、ほとんどないでしょう。
けれど、表現が違っていても、その奥にある本質が一致していることはあります。
また、それぞれが違う側面を受け取り、二つを合わせることで、より大きな意味が見えてくることもあります。
大切なのは、「二人の答えが同じだったか」だけで判断することではありません。
そのメッセージが自分の魂に響くか。
今の自分の状態や現実と、どのようにつながっているのか。
そして、そのメッセージを受け取ったことで、自分の心や行動に、どのような変化が生まれるのか。
そこを見ることが大切です。
高次元からのメッセージは、未来を決めつけたり、自分の代わりに人生の答えを選んだりするものではありません。
本来の自分の感覚を取り戻し、自分の意思で人生を選ぶために届けられるものです。
たとえ見えた映像や紡ぎ出された言葉が違っていても、その奥にある光が、同じ場所を照らしていることがある。
私は、高次元からのメッセージとは、そのようなものだと考えています。


コメント